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第18回朝日杯将棋オープン戦で4強入りを決めた近藤誠也八段=2025年1月24日午後、大阪府高槻市の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

 第18回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦が24日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、近藤誠也八段(28)が準決勝進出を決め、ベスト4が出そろった。準決勝は、近藤八段―佐々木勇気八段(30)、服部慎一郎六段(25)―井田明宏五段(28)と決まった。準決勝と決勝は2月11日、東京・有楽町朝日ホールで公開で指される。

 朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。本戦は16棋士によるトーナメント。

 近藤八段は1月24日午前の1回戦で青嶋未来六段(29)に133手で勝利。同日午後の準々決勝では池永天志(たかし)六段(31)に151手で勝った。近藤八段は16日、A級順位戦への昇級と八段昇段が決まったばかり。近藤八段は「4強入りできて、これから、また上を目指していくという気持ちになりました。準決勝は、今年度充実している佐々木勇気八段が相手で、なんとか、食らいついていきたい。公開対局なども含めて、楽しんでやっていけたらと思います」「なかなか早指し棋戦で勝ち進むことができていなかった。今回、ベスト4まで来ることができたので、これから、また厳しい戦いが続いていくと思うんですけど、しっかり準備をして、なんとか、このチャンスをつかめたらいいなと思います」などと話した。

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